アナーキー・イン・ザ・1R

映画や音楽や読書、1ルームで楽しく生きる

特別定額給付金が振り込まれた

こんにちは。

しばらく更新が空いてしまいました。19日に発売されたゲーム「ラストオブアス2」に忙しかったのであります。

さて、今回はタイトルの通り、特別定額給付金10万円が振り込まれていたというお話です。

先週の金曜日に銀行に行ったら入ってましたので、26日ですね。

僕の暮らす兵庫県神戸市は100万人規模の都市の中では給付の申請書の配布と振り込みが早いとは噂には聞いていたのですが、まさか申請してから1ヶ月で振り込まれるとは思っていませんでした。予想以上に早かった。

神戸市が公開している給付金の振り込み状況を見たところ、6月26日時点で給付率が95.9%となっていますので、全世帯への給付が完了するのも時間の問題でしょう。

神戸市のサイトはこちら。他府県の方も参考までに宜しければ一度お目通しください。

www.city.kobe.lg.jp

早いとは言っても他府県に比べてどれくらい早いのかは分かりませんので、お隣大阪府大阪市の状況を見てみました。

こちらも大阪市のサイトです。

www.city.osaka.lg.jp

こちらを参照する限り、僕が給付金を受け取った6月26日時点で神戸市は95.9%だったのに対して大阪市の給付率は3.4%となっており、大きな開きがあることが確認できます。大阪市と神戸市では都市の規模も違います(大阪市人口約270万人、神戸市人口約150万人)から、これだけを見て一概に「大阪市が遅い」と言う事はできません。

ちなみに福岡市ですと6月26日時点で給付率52.5%、横浜市は6月25日時点で23%となっていました。札幌市は全世帯への給付を既に終えていました。

お住まいの地域の振り込み状況などを確認されたい方は各自治体のウェブサイトにて状況が公開されていると思いますのでご確認ください。

さて、こうしてざっと他の自治体の給付率を見ていくと、神戸市はやはり早いな、という印象を受けました。僕自身も何故にこんなに早いのかとネットの波に乗りまくっていたところ、経済紙「Forbes JAPAN」のウェブサイトにてこんな記事を発見しました。

forbesjapan.com

この記事を読む限りでは、1世帯当たりに対して行われる給付であり「世帯主の申請」による申請であるのにも関わらず、政府が当初推奨していたマイナンバーでのオンライン申請では「個人での申請」ができてしまうために、本来申請する権限のない人による申請が相次ぎ混乱が起こったようです。神戸市の担当の方々はこの混乱によりマイナンバーによる申請にかなり早い段階で見切りを付け、申請書の郵送を優先したことによって処理がスムーズに行われた模様です。

なんか特別な事情があったのかと思えば、ただ中の人が頑張ってくださった、という非常にありがたいお話でした。

やれ国が、県が、市が、と言ったところで結局そうした組織を動かしているのはやはり人なんだなと改めて思い知らされる記事です。

この非常事態の最中、医療現場で働かれている方々はもちろんですが、こうした自治体で働いている方々にも頭の下がる思いです。

まだまだ特別定額給付金の振り込みを待っている人もたくさんいらっしゃるとは思いますが「早くしろよ!」と怒らずに「頑張ってね!」と自治体の方々にエールを送りながら待ちましょう。キレたところで事態が好転することは無い訳ですし。ただ、本当に必要な人には早く行き届いて欲しいなと願うばかりです。

 

僕はとりあえず、密を避けて近寄らずにいた美容院に行こうと思います。自分で切ってたらだいぶおかしなことになってしまったので。

それでは、また。

子育てって難しい。映画「少年は残酷な弓を射る」

こんにちは。

先日「デッド・ドント・ダイ」を観た時に「ティルダ・スウィントンの出てる映画って何か観たことあったかな?」と考え、思い出したのがこの作品。

2011年公開の「少年は残酷は弓を射る」です。

嫌な映画でした。

予告編だけですと、サイコパスな子供を持ってしまった母親が苦しむストーリーに見えてしまいますが、それだけではありません。

これは愛されたいと願った少年の復讐劇でもあるのです。

まずこのティルダ・スウィントン演じる母親エヴァがよろしくありません。

彼女は作家でキャリアも順調、しかし旦那との間で「妊娠するか試した」結果、息子ケヴィンを授かります。望んだ妊娠ではなく、ケヴィンの為に自分のこれまでの生活や仕事など多くの犠牲を払うことになってしまったエヴァは、幼いケヴィンに対して「あなたが来るまでは幸せだった」という言葉を放ちます。当初エヴァはケヴィンを自分の人生を邪魔した存在として扱ってしまうのです。

ケヴィンは幼いながらも自分が母親から愛されていないことを悟ります。エヴァが自分に対して向けた瞳と同じように、いつしかケヴィンの瞳にも母エヴァに対する憎悪が宿ります。

父フランクリンとは仲睦まじく良好な関係を築きながら、母親としての体面を保つだけのエヴァに対しては嫌がらせを繰り返すケヴィン。

しかしケヴィンの妹となる次子セリアを授かったエヴァ。もしかするとエヴァはケヴィンとセリアが良好な兄妹関係を築き、ケヴィンに愛情が芽生えることを期待したのかもしれませんが、期待通りにはいきません。ケヴィンはセリアを召使のように扱い、そこにはまったく愛情を感じることができません。

そしてある日セリアが可愛がっていたハムスターが殺されてしまいます。観ている側からすればケヴィンが犯人であろうと想像するのですが、作中では明確にケヴィンの仕業であるとは示されません。ただ、エヴァがケヴィンを疑っていることだけは明確にされます。

ここが非常にポイントで、エヴァにとってはケヴィンは息子であるよりも「危険人物」として色濃く映っていることが示されるんですね。確かにこの場面に至るまでのケヴィンのエヴァに対する振る舞いを見ていれば疑うのも当然だと思います。それはエヴァにとってケヴィンが「悪意をぶつけてくる人間」であるからです。しかしどれだけ無礼な振る舞いをされようともケヴィンを叱ることはしないエヴァは、ケヴィンの本心を理解しようとはせずただ恐れたまま、歳月だけが過ぎていくことになります。

そして16歳を迎える目前、ついにケヴィンが悲惨な事件を引き起こします。

街中を恐怖に陥れ、その結果としてエヴァの一家は離散し、さらに街中の人から憎まれることとなります。

事件を起こしたケヴィンの目的はなんなのか。

もしかすると母であるエヴァの関心を集めたかったのかもしれません。彼は生まれてからずっと母親から愛されたかっただけなのかもしれません。

しかし、この映画の中ではケヴィンが事件を引き起こした動機は明確に描かれません。

ただ、この映画の原題は「We Need to Talk About Kevin」。

もしエヴァがケヴィンと向き合い話し合っていたならば、その果てに待つものは違ったものになったのかもしれません。事件は起こらなかったのかもしれない。

そしてこの映画の観客である私たちは、自分の周りで同じような悲劇が起こらないように「ケヴィンと話し合う」ことが必要なのでしょう。

子供を授かれば誰しもが自然に親になれる訳ではないということを突きつける作品です。

この映画のエヴァは母親になるには早かっただけなのかもしれません。そもそも「妊娠するか試してみよう」という軽いノリで妊娠してますからね。この感覚はペットショップで「可愛いから」って理由で子犬を購入する人みたいで怖いです。結局その後「躾が面倒だから」とか「こんなに大きくなるとは思わなかったから」とかで無責任に手放すんですから。そうやって捨てられた犬が人間を嫌うように、望まれなかった子供が親を憎むことだってあるのでしょう。

そして我が子の瞳に憎しみが宿っているのを知った時、その時は既に手遅れなのかもしれません。

いやあ~な気持ちになる映画ですので、テンション上がり過ぎて逆に下げたいっていう時に観てください。


少年は残酷な弓を射る(字幕版)

 Amazon Prime Videoでは現在レンタル407円です。前は観放題に入ってた気がしますけど終わってしまったのね。

 

最後までお付き合いありがとうございました。

それでは、また。

まさかの青春映画「メランコリック」

こんにちは。

今回は久しぶりに「良い映画観たなあ」と感慨にふけった作品「メランコリック」のご紹介です。

2018年から公開された邦画で、低予算のミニシアター系作品ですね。

カメラを止めるな!」の次はこれだ!みたいに言われていたのでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

この映画は東大を卒業しながらも一度も就職することなく実家でニートを続ける30歳の主人公・和彦が銭湯でバイトを始めたことから始まる物語です。

銭湯でバイトを始めたものの、その銭湯にはヤクザが使う死体処理場としての役目があったという設定で、それに和彦が巻き込まれていくっていう展開です。

まずはこちらの予告編をどうぞ。

サスペンス・コメディー(なにそれ?)と銘打たれている通り、思いのほかゆるい雰囲気の映画で、ヒリヒリした作風をイメージしていた僕は虚を突かれた思いがしました。

東大卒のニートという設定の和彦も、こういう設定にはありがちな無駄にプライドの高いダメ人間として描くのではなく、社会に出たことのない赤ん坊のようなピュアさと本人はいたって真面目ながらもすっとぼけたように映るキャラクターがシリアスなストーリー展開の中で光りました。また和彦の仕事仲間となる松本も、金髪でチャラい雰囲気を醸し出しつつ、終始和彦に対して敬語を使い礼儀正しく、和彦共々、ありがちな設定からはあえてハズしたキャラクターが良かったです。

観賞後に調べてみたんですが、主人公和彦を演じた皆川暢二さん。素の状態だとびっくりするくらいイケメンでしゃらくさい役者さんて凄いなあと感心しました。

あと、嘘やろ?ってくらい下手なお芝居をする和彦のご両親役のお二人も素敵でした。

また、和彦が銭湯で働くきかっけとなった彼女が、美人でも可愛くもないんだけれどめっちゃ可愛いという謎の魅力を発しておりまして、どうかこの娘さんが事件に巻き込まれませんようにと願わずにはいられませんでした。

扱っている題材が血生臭いものでありながらも、グロい描写はほぼ皆無でしたし、何より人殺しをするお仕事の映画なのに、和彦はちゃんと働いてて偉いなあと思いながら観れます。裏社会を覗き見しているような仄暗さはまったくありませんでした。

初めてのお仕事、初めての彼女、初めての殺人。

初々しさが微笑ましい青春映画でございました。


メランコリック

Amazon Prime Videoですと現在レンタル500円です。

YOUTUBEGoogle Play Videoだと400円のようです。

 

お勧めです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、また。

Copyright ©アナーキー・イン・ザ・1R All rights reserved.