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スーパー8

楽しみにしていたんです。このスーパー8。

よく宣伝文句で使われている「スタンド・バイ・ミー」+「E.T」ってのは当たってました。ちなみに「スーパー8」ってタイトルはフィルムの規格のようでしたつまりは8ミリってことみたいです。

中学生の男の子たち4人?5人?だっけ・・・と女の子1人の仲間たちで学校で開催される「スーパー8映画祭」に出品する作品の撮影中に偶然列車事故に遭遇。そして大破した列車から逃亡した「何か」の存在が長閑な街を危機に追い込む、というお話です。

予告編も観て、映画宣伝サイトなんかも観まして、「宇宙人モノや!」と息巻いて劇場まで足を運んだんですが、そういった映画を期待すると肩透かしを食らう作品です。

監督は「クローバー・フィールド」の人なんですが、製作総指揮はスピルバーグ。監督の色よりもスピルバーグ色が非常に強い映画だという印象を受けました。「E.Tやんけ!」っていう、物語自体の事の顛末もそうですが、作中で描かれる家族愛がね、父子家庭に駄目親父。しっかり者だけど幸薄そうな娘。ああ、典型や、ハリウッド映画の典型やと呟きたくなるほどに描かれています。

「E.T」のような宇宙人と少年たちとの心の交流は流石に無いですけど、宇宙人に攫われたヒロインを助けるために少年たちが団結している姿なんかは「スタンド・バイ・ミー」の少年たちの冒険心を観ているようで胸熱くなります。

舞台設定が1979年ということで古き良き時代、そして街と少年たちが自転車で走る情景なんかが美しいです。これだけでも充分胸熱。

宇宙人映画というよりも、大きな事件を通して、その中で絆を深め合い、互いを見つめ直す家族の姿、そして冒険心に溢れた少年たちの勇気と友情を描いた余りにもスタンダードな映画です。なんかスピルバーグからのプレゼントみたいな作品だと思いました。

何処か懐かしい匂いがする、家族やカップルで観て満足できる映画。

エンドロールもお見逃しなく。

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